スペースビルドにとって最大の商品である「カントク」。
それぞれの現場監督が持つ家づくりへのこだわり、仕事への思い、そして自身のキャリアアップについて語ります
現場監督は、何を「カントク」しているの?
スペースビルドは現場監督という技術者の集団であり、その一人ひとりが持ち前の能力を発揮することが強みとなっている建設会社です。それではこの現場監督というのは、いったいどんな仕事をしている人たちなのでしょうか。
現場の監督という言葉からは、建築の現場指揮をとっている人というイメージをお持ちの方は多いと思います。もちろんこれは正解ですが、それでは誰に対して何を指揮しているのかというと、正確にご存知ない方も多いのではないでしょうか。
建築の現場には、実にたくさんの専門家がいます。
それぞれの専門家は自分の持ち場については専門家なのですが、それ以外の工程について知識を持っているわけではなく、野球に例えると選手一人ひとりです。ピッチャーは失点を抑えることが仕事であるのに対して、バッターは得点をあげることが仕事です。そして、これら役割が異なる選手たちを指揮して勝利を目指すのが監督です。
現場監督もこれと同じ役割を担っていますが、野球の監督と違うのは絶対にかかすことができない存在であることです。野球の場合は審判から退場を言い渡されると指揮を執ることはできませんが、試合が終わってしまうことはありません。しかし、建築現場では現場監督が把握していない業務が勝手に進むことはありません。つまり、現場監督がいないと建築は1つとして進めることができないのです。
そのため、工事の進め方や完成した家の出来栄えにおいても、現場監督によって結果に違いが生まれます。それなら優秀な現場監督に仕事をしてもらいたいと思うのは当然のことでしょう。スペースビルドが現場監督の質にこだわり、それを強みとしているのは、優秀な現場監督が仕事をすることによって、よいものをお届けしたいからです。
監督のこだわり
住宅事業部 和歌山統括部長 | 住宅事業部 工事次長 | 住宅事業部 工事課長 | 住宅事業部 工事課長
住宅事業部 和歌山統括部長
お客様のこだわりを形にする—
そのために私たちは、最後の最後まで努力します。
私は現在、和歌山事務所を任されています。営業や工事責任者が主な業務です。仕事内容は多岐にわたり、ローンの申請のほか、設計打ち合わせから引き渡しまでのあらゆる業務に携わっています。
仕事をする上で最も大事にしていることは、技術面の向上ももちろんながら、それ以上に、お客様がこだわっていらっしゃるところをしっかりと読み取り、形にしていくことですね。
お客様がどうしても譲れない部分はどこなのか、どんなご希望があり、どんなこだわりを持っていらっしゃるのか……そういったことを見極めながら、お客様に最大限に喜んでいただけるための工夫を凝らしています。
もちろん、ご要望をそのまま形にすることを最後の最後まで諦めず、努力はさせていただくのですが、ご予算やスケジュールの都合などによって、どうしてもご要望通りにはできないと判断する場合もあります。そんなときには、極力お客様のこだわりを活かしつつ、代替え案をご提案します。ご要望を深く読み取ることさえできれば、お客様が家づくりに対して本当に求めていらっしゃることが何なのかがわかりますし、ご希望に沿いつつ、変更や代替え案を展開していくことも可能なのです。
この仕事にやりがいを感じられるのは、やはりお客様からお褒めの言葉をいただいたときですね。家はお客様にとって生涯の付き合いとなるものですから、決して妥協できないもの。それほど大事なものをご一緒に完成させたときに、「イメージしていた以上に良いです」「森田さんと知り合えて良かった!」と言われたときは、本当に嬉しかったですね。
想像以上の出来映えです
そんな感動の声をいただくと、心から努力した甲斐があったと感じられ、この仕事に生きがいを見いだせるのです。仕事をしていて、最も喜ばしい瞬間ですね。
一方で、課題もあります。
社員の知識や知恵の向上は常に取り組まなければならない課題です。社員に対しては、さらなる知識向上のために資格取得を奨励したり、定期的に勉強会を設けたりして、常に技術と知識、そして何より仕事に対する意識を高めるべく努力しています。
また、お客様に対しては、「説明力」を重視しています。お客様と接する上で、信頼していただくためにも、わかりやすくご説明するためにも、お客様に心から納得していただけるよう説明する力を養うよう心がけています。たとえば、言葉だけではわかりにくいと感じたときに、お客様の目の前で簡単にスケッチができたら尚良いですよね。私たちはスケッチの練習までするなど、万全を期してお客様をお迎えできるよう常に心がけています。
和歌山で1番の工務店を目指す。
—それが今後の私の目標です。技術面でももちろん、お客様に1番信頼される工務店でありたいと願っています。「この会社に任せれば大丈夫」「1番信頼できる」と言われるよう、最大限に努力していきたいですね。お客様に本当に喜んでいただける仕事をするべく、今後も精進していきます。
住宅事業部 工事次長
お客さんのニーズとコスト、これを両立するのが腕の見せ所
お客さまにとっては一生モノの家を建てる仕事なので、「お客さんに喜んでもらうこと」は何より大切だと思います。うちの会社は先々代、先代の時から見えないところを意識することを大切にしてきたので、私の仕事にもそれがイズムとして染みついています。
しかし、顧客満足度ばかりを追求するとコストも高くなります。しかも見えないところの差はプロでないと分からないことが多く、解体して始めて違いが分かるなんてこともあります。この相反する両者をどう両立するか、そこが腕の見せ所です。
もちろん、お客さんのニーズには可能な限りお応えしたいので、その方法をいつも考えています。無理な場合であっても「無理です」と答えるのではなく、代わりの提案をしたり納得できる説明をすることも心がけています。そこから得られる最終的な満足というのは、揺るぎのないものです。
ネットで何でも調べられる時代の、監督の働き方とは
家を何度も建てられるお金持ちであっても、家は3軒建ててようやく満足できるといわれています。自分の家も自社で建てましたが、プロがやっても気になる部分は出てくるものです。しかし、ほとんどの人が家を建てるのは一生に1回です。この「1回」に3回分のノウハウをつぎ込んでいいものを仕上げたいですね。
今はネットで何でも調べられる時代なので、お客さんもよく知っています。コストについても調べた上で要望を出されることもありますが、ネット情報が正しいとは限らないので、その通りにやるとニーズを満たせないなんてこともあります。昔はなかった新しい悩みですが、自分たちもそれに負けずにしっかり勉強していくのが今どきの監督の働き方だと思います。
最終的に家を仕上げた時には、お客さんから直接喜んでもらえる場面があります。自分で考えて、それを形にして、目の前の人に喜んでもらえる感覚というのはやったことのある人にしか分からないでしょう。「また頼みたい」とご本人がリピーターになるだけでなく身内の方やお知り合いを紹介してもらえることもあります。そんな時は自分の仕事が高く評価されたと感じるので、自信につながります。
住宅事業部 工事課長
現場のきれいさにこだわり、これもお客さま満足のため
一番こだわっているのは、現場のきれいさです。現場を見るのは工事に関わっている私たちだけではありません。お客さまが見に来られる場合もありますし、近隣の方々の目にも触れます。そんな現場が汚かったり整理整頓されていないようだと、がっかりしますよね。整理整頓や清潔を心がけて、第一印象でがっかりさせない現場づくりに気を配っています。
しかも、近隣の方々のなかには毎日のように現場の前を通りかかる人もいます。そこに住む予定のお客さまよりも現場をよく見ている可能性もあります。その家に住み始めた人がいるすぐそばで、「実は工事はめちゃくちゃだった」なんて思われるのは嫌じゃないですか。このことはスペースビルドの関係者だけでなく、それぞれの職人さんにも徹底してもらっています。
やはり人同士なので、多少「うるさい」と思われているかもしれませんが、言えばちゃんと改善してくれます。職人さんから見ても私が何を考えているのかよく分からないより、多少「うるさい」と思われているほうがいいと思うので、大切なのは信頼関係です。
「ビフォーアフター」で見た、プロのカッコよさ
テレビの人気番組に「ビフォーアフター」ってありますよね。あの番組以外にも建築のプロが出てきて家を建てたりリフォームをしたりといった風景を見ることもあります。以前からあんなプロの仕事がカッコいいなと思っていたので、いつしかそれを仕事にしたいとも思うようになりました。そんな影響を受けているので建築系の専門学校に進学して大工になりたいと思っていたんですが、学校の先生からは大工よりも現場監督向きだと言われました。その時はあまり意味が分かっていませんでしたが、今では現場監督が自分の仕事となっているので、本当に向いていた仕事なのかもしれません。
今後は今請けているメーカー以外の案件も請け負って、仕事の幅を広げていきたいです。自社物件は責任も大きいですが、自分で作っている感覚を最も強く感じることができるので、これからもどんどんチャレンジしていきたいです。
モノづくりが好きな自分だけに、モノづくりをする喜びを味わっていきたいですね。
住宅事業部 工事課長
「出来上がりのきれいな家」へのこだわり
作りたいのは、「出来上がりのきれいな家」です。それはどんな家かというと、長年かけて良さが分かってくるような家、住んでいる人が他の人に自慢したくなるような家、ですかね。見えないところほどちゃんとしているのがスペースビルドのこだわりなので、時間が経つごとにその差が見えてくるようになります。時間が経ってから「やっぱり任せてよかった」と言ってもらえるのは、格別ですよ。
もちろん、家を建てている最中も大切です。注文住宅なので、いつお客さんが現場を見に来られるか分かりません。もともと近隣に住んでいる方が家を建てる場合も多いので、ちょっとした散歩の感覚で現場を見に来られることもあります。そんな時も慌てないよう、常に現場はきれいにしておくこと、緊張感をもって仕事に向き合うことを大切にしています。
自分が納得できるようなきれいな家を建てると、やはりお客さんの反応も期待通りのものになります。その声を聞いて、ようやくひとつの仕事が無事に終わったと実感できます。
今は人見知りでも、心配無用
子どもの頃から大工への憧れがありました。将来は家を建てる仕事に就きたいと漠然と思っていたので、今はそれが仕事になっています。家を建てる作業のなかでも自分は現場監督で、実際に工事をするのは職人さんたちです。職人さんは年配の人が多いので、その場合は自分のほうが若輩者です。立場上は自分が上ですが、相手はそれぞれの分野でキャリアを積んできたプロです。リスペクトの気持ちを忘れず、言葉遣いやコミュニケーションには気を遣うようにしています。一緒にいい家をつくるという同じ目的で集まっている人同士なので、そこはギスギスすることなく楽しい雰囲気づくりを心がけて、挨拶とコミュニケーションに努めています。
こんな私ですが、もともとは人見知りの性格に悩んでいました。そこから自分なりに頑張ってきて、今では人と話すことが好きになりました。変われば変わるもんだと思います。なので、今は人見知り、人と話すのが苦手と感じている人であっても、仕事が人を変えることは大いにあります。逆に、今は強みだと思っているスキルがいつまでも第一線で通用するとは限りません。常に自分の役割をしっかりと認識して、その時にできる最大限の努力をすることが大事なんだと思います。
スタッフ紹介
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住宅工事部
次長施主様に満足していただけるよう、日々一生懸命頑張っています。
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住宅事業部
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営業課長理想的な住まいづくりのお手伝いをさせていただきます。